くまさんのヨーロッパ放浪の旅 Act.Y (2017.6.17作成開始 9.2完成)
南イタリア・カラブリア州 お料理教室と放浪の旅
成田 〜 ローマ 〜 ラメッツィア・テルメ 〜 ローマ 〜 成田 2017年5月12日(金)〜5月〜21日(日) |
何と今回の旅は、南イタリアのカラブリア州のみと言う珍しい旅になりました!
<<旅の詳細>> ・と き:2017年5月12日(金)〜21日(日) ・場 所:南イタリア・カラブリア州(ブーツのつま先)のみ ・使用航空会社:アリタリア・イタリア航空 ・レンタカー:Alamo <<スケジュール>> 5月12日(金) 成田13:15=(AZ785)=19:00ローマ 21:05=(AZ1163)=22:15ラメツィア テルメ Lamezia Terme 空港 ⇒ 宿の車でお迎え B&B Magna Grecia(25€) 5月13日(土) 宿の車でラメッツォ・テルメ空港へ レンタカー借用 ピッツォ Pizzo ⇒ トロペーア Tropea ⇒ ボーヴァ Bova ⇒ ブランカ レオーネ マリーナ Brancaleone Marina Hotel San Giorgio(35€) 5月14日(日) Brancaleone ⇒ ジェラーチェ Gerace ⇒ スティーロ Stilo ⇒ サンタ セヴェリーナ Santa Severina ⇒ サン ジョヴァンニ イン フィオーレ San Giovanni in Fiore ⇒ カヴァリエーレ Cavaliere(シーラ国立公園内) Hotel Ruscello(35€) 5月15日(月) Hotel ⇒ アルトモンテ Altomonte ⇒ フィルモ Firmo ⇒ アルトモンテ Altomonte Ostello della Gioventù SAN GIACOMO(25€) 5月16日(火) Altmonte ⇒ ドラーピア drapia ★お料理教室 ワイナリーMASICEI ⇒ ガスポニ Gasponi Villa Garden(32.4€) 5月17日(水) Gasponi ⇒ アルトモンテ Altomont ★お料理教室 Hotel Barbieri ☆☆☆☆ Altomont ⇒ チーヴィタ Civita ★お料理教室 B&B Il Comignolo B&B La Ginestra(38.25€) 5月18日(木) B&B ⇒ パパジーデロ Papasidero ⇒ アイエータ Aieta Le Due Lanterne(25€) 5月19日(金) Aieta ⇒ フィウメフレッド ブルーツィオ Fiumefreddo Bruzio ⇒ Marina di Gizzeria Pino Hotel(25.2€) 5月20日(土) ラメツィア テルメ12:20=(AZ1166)=13:30ローマ ローマ15:20=(AZ704)= 5月日21目(日) =10:30成田着 お疲れ様でした! |
秘境 BOVA Altmonteの街 |
意外と空いている成田空港 毛色の違う子供もやることは一緒、靴は脱いでいた ビールが飯時にはなくなった 呑み足りなくてローマのベンツカフェで一杯〜♪ |
〜ブロローグ〜 今回の旅は偶然、イタリア政府登録文化協会 『La Terra del Sole』代表の澤井さんと出会ったことから始まりました。 本当は倶楽部メンバーからも「大震災から普通の世界旅やってないね」「でもやるなら普通の見て周るだけの旅行は飽きちゃったね」と言われていたのですが、澤井さんとの出会いで「南イタリア」「カラブリア州」「アグリツーリズムとマンマのお料理教室」「イタリアで最も美しい村」というキーワードを手に入れたのです。そして早速、2017年5月に、くま's倶楽部「ガイドブックに載っていないディープな旅」を企画しました。 結果は問い合わせは多数あったものの応募人数不足で催行決断が遅れ、それによりチケットが取れなくなるという悪循環がおきて結果的には中止に。 でもくまさんの手元にはチケットが残る。そこで勿体ないので独りで旅に出ることにしました(^。^)y-。oO |
5月12日(金) 晴れ 今回南イタリアもカラブリア州に行くのも初めてだけど、それ以上にアリタリア航空を使うのも初めて。 楽しみにして乗ってみたけど、機内食はイマイチだねぇ〜\(_ _;) それにビールが最初の一回の給仕で底をつき、後は赤ワイン飲んでくれってぉぃぉぃ。。 何はともあれローまで乗り継ぎ、無事ラメッツァ テルメ空港に到着しました。 しかしこの空港、滑走路から到着も出発も小さなゲートをくぐって行くんだね。ちょっと新鮮〜♪ さて問題はここからだ。Booking.comで近くに宿は取ったけど歩く距離ぢゃない。予約した宿の決め手は空港までのシャトルバスがあると書いてあるから。なので宿に使い方を問い合わせると到着したら電話してくれの一点張りで埒が開かない。でもこっちはイタリア語どころか英語もまともに話せないんだぞ(T_T) 仕方が無いので意を決して電話をすると、すぐに若夫婦が自分たちの車で迎えに来てくれました。 早速宿の近くにバーか何かあるか聞いたら何もないという。若夫婦から途中で何か食べるか聞かれたけど時間も時間なので断りました。そうしたらバー併設のお店に連れて行ってくれたのでビール二本とピザを買ってこの日は終わりです。しかし物価安いなぁ、何を買ってもみ〜んな1€でした(^^ |
アリタリアの機内食 お世辞にもいいとは言えない ラメッツァ テルメ空港は全てこのゲートをくぐるらしい ビールもピザ(結構でかい)もみ〜んな1€ |
B&B Magna Greciaと若夫婦 朝食付きで25€は安い! |
5月13日(土) 晴れ 夜が遅かった割には早起きしてしまうのは歳のせいではないと言い聞かせながら、この日から始まるレンタカー暮らしの準備を進めます。 実は夜のうちはWi-fiも使えて快適だったけど、明け方?から宿だけ停電になり充電がままならない。 宿は若夫婦と客室が完全に分かれていて気がつかないようだし。まぁ車で充電できるからいいんだけどね。 |
宿の周りで見つけた花々 ウチワサボテンが普通に自生しているのにびっくり w(°o°)w おおっ!! |
レンタカーはルノー Clio(フランス車) Pizzoの海は綺麗だった Tropeaは観光客だらけで停まれない Bovaは秘境中の秘境だ Bovaの街にはなぜか蒸気機関車が保存されている Bovaの村には坂道と階段しかない でもその路地が美しい 森に沈むHotel San Giorgio 日本人が来たらサービスしてくれるって! |
朝食を食べ再度若夫婦に空港まで送ってもらい予約しておいたレンタカーを借ります。 借りたのは「ルノー Renault Clio」、1200ccのターボ車で日本では「ルーテシア」って名前で売ってますが...なぜフランス車?当然マニュアル車です。こっちは問題ないのですが、問題は車載のカーナビを日本語に設定してもらったけど結局は操作パネルがイタリア語。読めないので自前のカーナビを使います(^^;; この旅は基本ノープランだけど、まずは腕鳴らしに近く(空港から30分?)のPizzoから行って見ましょう。 空港からは一般道で渋滞も無くスムーズにPizzoに着いたのはいいんだけど...車を停めるような場所が無い\(_ _;) とりあえずと駅まで行ってみると、こちらは無人駅で閑散としていて停め放題(^_^ゞ う~ん、観光難しいなぁ、そう言えば土曜日だった。。 仕方ない、Pizzoはご縁が無かったとしてToropeaに行って見ましょう。こちらもPizzoからは30分程度で行けるんですが...こっちは街中に人があふれかえっていて車を停めるどころか、ナビの言うとおり走るのもままならない\(_ _;)こういう人の多いとこキライ! そう言えばToropeaってカラブリア一の観光地って言っていたっけ。ダメだ、相性が悪い。これは完全に方向を変えましょう。 イタリアの高速は民営化されて有料なのは有名な話ですが、実はサレルノ以南は全て無料で、カラブリア州はぜ〜んぶタダ(^^ なので気軽にToropeaから東に走り高速に乗って一気に南下します。 次の目的は「イタリアで最も美しい村」をめぐること。位置的に最初に選んだのはイタリア本土最南端近くのBovaです。途中右手にシチリア島を見ながらのドライブはちょっとわくわく〜♪高速の終点まで走りました! Bovaは海沿いのBova Marinaから内陸へ、険しい山道を標高900mの山の天辺まで一気に登ります。ちなみに道はかなり急だし狭いので、車の運転に自信のない方は止めた方がいいかも。 で時間も時間だし、宿を紹介してもらおうとインフォメーションに行ってみたのですが、この日は土曜日で早々に店終いしてた(T_T) とりあえず村を歩いてみたけど、車が通れる道はなく坂道と階段しかない。生活が大変そう。しかし何でこんな所に村を創ったんだろう?創ったのは古代ギリシャ人で現在でもイタリア語よりはギリシャ語のほうが使われているようで、英語なんて全く通じないよ〜ん\(_ _;) いい雰囲気で村も綺麗。だけど宿が見つからないので山を降りて宿を探します。そして海沿いの国道に森に沈むHotel San Giorgioを見つけました。 行ってみるとホテルのオーナーパパが親切にしてくれて、たった一人の宿泊客を迎えてくれました。 |
生ハム、キノコの酢漬けは自家製 その他にアサリのパスタ、ピザも出てきた 最後は折り紙教室で親睦だよ〜ん♪ |
5月14日(日) 快晴 ホテルを出て10分、警察に捕まった\(_ _;) スピードオーバーか?あきらめて国際免許を渡すとパスポートを見せろと。素直に渡すと中を見て気をつけて行けって? あーそう言えばG7サミットがイタリアで開かれるから警戒を強化するとか...助かった(^_^ゞ では気を取り直して今回2つ目の「イタリアで最も美しい村」Geraceに向かいましょう! ホテルを出て1時間ほどでGeraceに到着。車でそのまま行くとまず山頂の古城公園?の駐車場に出て、そこから一方通行の村内の道へと続いていた。 道は狭いけれど幾つかの広場や道端に駐車スペースがあったりと車ユーザーにはかなり親切。確かに坂道だらけの村だけど、Geraceは生活しやすそうだ。 車で移動しながら幾つもある教会や路地を散策しながら歩くのは結構楽しい。何よりもここには人の生活の匂いがする。日曜日だから?いや、ちゃんとここではコミュニティが成立しているんだ。 日陰には花屋さんも出ていた。美しい村を花を持って写真を撮りながら歩きませんか?というポスターは衝撃的だった。ここも泊まって一日ゆっくり散策できたらいいなぁと本気で思う村でした。 今回はすごく短い日程なので次の「イタリアで最も美しい村」へ進みます。三つ目の村はStiro、Geraceからは1時間半ほどで到着します。 Storoは岩山の麓に作られた村で、これまでの二つの村に比べて建物の屋根が白っぽく、岩山に溶け込んでいるような印象だ。こちらはギリシャ人の作った村ではないからかな、全体的に人も建物もおとなしい感じ。 村は意外と大きいけど外周以外はほとんど車が入れない。唯一教会前に小さな駐車場があって、そこまでは入れました。でも道は車がすれ違う幅も無いので要注意。車が通ると人も建物の入口とかに非難してやっと車が通れる状態です。 でもその駐車場にはミニマーケットがあって、野菜や果物が売っていました。興味津々で見ていると、お店のおばさんが一掴みサクランボをくれました(^_^ゞ ついでなので四つ目の「イタリアで最も美しい村」、Santa Severinaにも行っちゃいましょう! ここからは海沿いの道を離れて山の中を北上していきます。途中羊の大移動(女の子一人と牧羊犬一匹でやってた)に行く手を阻まれたり、道路のあちこちに穴が開いてて走るのが大変だったり、でも途中には山の清水なんてご褒美もあって、走るのが楽しい♪ 山の上の城塞都市 Santa Severina 山の中に突然現れるSanta Severinaは、言ってみれば威風堂々。城砦に囲まれたその姿は、中世の面影を感じます。村に入る道は一本しかないけど意外と広く、山頂まで簡単に行けるのがうれしい。 その山頂のお城を含め、今回訪れた「イタリアで最も美しい村」の駐車場が全て無料なのがうれしい。 そしてこの村は旧市街だけではなくその外にも拡張を続けているようで途中の道沿いは建設ラッシュ、古き良き時代も時代とともに変わっていくのかもしれません。 この後泊まる場所を探してシッラ国立公園まで走りました。どうも観光時期には早くて休みの宿が多く、結局Hotel Ruselloにめぐり合ったのは8時過ぎです。 泊り客は私一人だけだったけど、価格交渉にも応じてくれて、美味しい地元料理を振舞ってくれました。 |
崖の上のGeraceは下からは見えない けど山頂の古城からイオニア海が見えた 古城は朽ちて行く事はできない 村は狭いけれど車が走れるのが助かる 小さな村内には幾つも教会がある 村内ではワインも作られている 村を囲む城砦は現在も使われていた 大きな岩山に抱かれるStiro 村の色が変わる 意外と大きな村で信仰にあふれていた 生活臭漂う細い路地の先、村のミニショップは生の果物や野菜であふれていた 羊渋滞で動けん(^_^ゞ 山の清水は冷たく美味しかった Santa Severinaの城砦はよく保存されている 城砦前広場が一番の繁華街 S.Nicola駅のLa Locomotiva 残念ながら泊まれなかった |
お任せで出てきた地元のキノコ、地元特有のパスタ、地元の牛さんの地元尽くしの料理〜♪ お世話になったHotel Ruscello お礼に折り紙教えたよ(^^ ここにはスキー場と、1915年創業なんてレストランもありました ヨーロッパで一番空気の綺麗なシッラ国立公園は花の季節を迎えていた 桜のように木から直接咲く花が印象的だった |
カラブリアの朝食は、エスプレッソ以外み〜んな甘いのがつらい 工事看板なかったけど突然道が通行止め?! 山一つ黄色い花 Altomonte 中央の駐車場から 昔はキリスト以外にも神様がいたようです 1342年(左)と1770年(右)に建築された二大教会 |
5月15日(月) 晴れ シッラ国立公園は2016年『ヨーロッパで一番空気が綺麗』と認定された場所です。まずは散歩しましょ! 標高があるからか流石に気温が低く、半そででは寒くて居られないぐらい。でも確かに空気が美味しい。 シッラは花の季節を迎えていて、たくさんの花が咲き乱れていました。しかし癒されるなぁ〜♪ さて朝食を食べたら出発しましょう!何処に行こうか迷っていたけど、散歩の途中でスキー場の看板を見つけた。これはスキーヤーなら行くしかないよね(^^ それで山道をどんどん登って行ったのですが...何と途中で道に土が盛ってあって通行止め?!何?工事の看板なんて無かったぞ。イタリアではこう言うのは当たり前なのか??...怒っても仕方ないから戻るけど、Uターンするためのスペースだけは作ってあった。そんなことより看板出しとけよ! 凸(▼▼メ) 結局また延々と山道を下り、そして泊まったホテルの前を通り過ぎた...恥ずかしい(//∇//) 仕方が無い、次へ行こう。 Hotel RuscelloがあるCavaliere村はArbo湖のほとりにあります。そこからまっすぐ西へ走り再び高速道路を目指しました。 しかし道は整備されて綺麗なんだけど、かなりの高低差があってヘアピンカーブが連続してがきつい。でも途中一面まっ黄色の山や古い村があったりりして決して飽きることはありませんでした。 さて、どこに行こうか迷ったけど結局イタリアで最も美しい村五つ目、Altomonteに行っちゃいました。 本当は近くにあるアルバニア系住民が暮らすFirmoに泊まってどんな感じなのか見てみたかったけど...宿が全部クローズしてて泊まれなかった\(_ _;) 仕方なく一回Altomonteに戻って村(と言うより街ですが)の入口にあったB&Bにダメ元で聞いたらあいにく満室。でも友人のB&Bを紹介してもらえたんだけどこれが村の旧市街の中で車で行けない場所(^^;; でもおかげでゆっくり村を散策することが出来ました。 わかったのは14世紀に作られた頂上の教会を中心に、丘の片斜面に広がる村。人一人がやっと通れるトンネル?も公道で、古い建物で迷路のようになった道をさまよう。結構楽しい(^^ でも日差しがきついからか、商店もレストランもぜ~んぶ5時過ぎまでお休み。開いているのはバーくらいでした! |
B&B Ostello della Gioventu SoleLuna までの道のり 細い坂道に階段に、車でなんか行けないよ〜んだ 泊まったのは広〜い屋根裏部屋♪ 古い教会には子猫が遊びに来ていた Altomonte こんな道も公道です! カラブリアの名物は乾燥パブリカ この日の夕食は軽くピザとパニーニね(^_^ゞ |
5月16日(火) 晴れのち雨 今日から二日間は澤井さんプロデゥースのお料理教室です!まずは宿を7時前に出てカーナビに会場のdrapiaを入力、すると北へ数十キロと表示されたので急ぐ必要ないなぁ~とのんびりしていたら澤井さんから連絡があって、何と北と南と間違ってる?! 直ぐに再検索して向かいましたが、待ち合わせ時間には間に合わず、途中参加となってしまいました(^^; 教室は完全自然農法ワイナリーMasiceiの農作業場兼ワイン工房、先生は奥様のANNAさん。 教わったのはこの土地独特のパスタ Filey、ンドゥイヤトマトソースに地元風赤玉ねぎのフライと甘辛煮、ナスのフライ、ジャガイモのフライ〜♪フライと言っても野菜の使い方が日本とは全く違って面白いですね。 パスタは棒に生地を巻きつけて整形するのでねじれた状態で空洞になる独特の形状で、ソースと絡まりやすくなります。これはマカロニの原型かな? 出来た料理はお父さんの無農薬自然農法のワインで美味しくいただきました〜♪ この日はワイナリーのすぐ近く、Gasponi村に宿泊。しかしこの村、物価が間違っている(^_^ゞ |
一旦Altomonteを後にしてDrapiaへ 自然農法の畑は雑草も元気? 個室ですごく綺麗!長期滞在にピッタリのVilla Garden |
地元のパスタFileyはマカロニの原型かな。作った料理はお父さんの作ったワインと一緒に美味しくいただきました! Gasponi村のバー&レストラン Il Giardino 夕方からじいさんたちが集まってカードゲームに興じる。バーでビール一本(大瓶)1.5€、レストランも 本格石釜仕様なのに安い! 村の小さな商店に寄ったら地元のラベルのないワイン2€が売ってた。店番が薦める赤を買ったけどこれが美味い! |
Altomonte旧市街を望むHotel Bardieri ☆☆☆☆ |
5月17日(水) 晴れ この日はお料理教室ダブルヘッダーだよ〜ん♪ まずGasponi村を7:30の出発、再びAltomonteに向かいます。しばらくは海とはお別れです。 最初の会場はここの四つ星ホテル Barbieriで、レストランは2017年ミシェランに掲載されている。先生は何とこのレストランのシェフにしてマンマのLauraさん。 そして何がすごいって、レストランで使う多くの食材はホテルの敷地内の畑で育てていて、料理はそれを収穫するところから始まると言うこと。それで習ったのは ・乾燥パブリカの素揚げ ・トマトとリコッタチーズのニョッキ ・ローストボルチーニと香草の肉巻き など。 個人的には乾燥パブリカの素揚げが一番好きかな L(@^▽^@)」 ワーイ 最後は地元のCIROワインで美味しくいただきました。特別な材料がなくても美味しい料理はつくれるって事を教わりました。 |
乾燥パブリカは手で種を出して直火で焼いてからオリーブオイルで須上げする 専属のお菓子職人からは伝統的なお菓子を習った 実りの多い畑には山羊(人懐っこい)も飼われていた |
15世紀から続くアルバニア系住民の村Civita 現代でもアルバニア語が使われる 泊まったB&B La Ginestraはピンクのフリフリ...こっ恥ずかしい(#^.^#) |
夕方からはアルバニア系住民の村Civitaでのお料理教室になるため車で一時間ほど移動です。 ここはイタリアで最も美しい村の一つでくま的に6村目、1467年に移住アルバニア人によって作られた村で現在でもアルバニア語が使われ文化も独特だとか。 有名なのが旧道の深い谷間に架かる「悪魔の橋」で悪魔に「最初に渡る人の命と引き換えに橋を架けることを頼んだ」との曰く付き。ただ行くのがすごく大変(^^ お料理教室会場はマンマ宅 B&B Il Comignolo 教わったのはアルプレーシュ伝統(バルカン半島起源)のパスタで、何人か居なければできない、もうここでしか伝承されていないと言うパスタ。地域の絆を築くようにパスタの塊を回しながら、切れないように大きな輪にしていく。これを見るだけで力を合わせなければ生きていけなかった昔の生活が見えるような気がしました。 しかぁ〜し!その出来上がったパスタは間違って辛いパブルカを入れてしまったとかで辛い(T_T) 味覚がお子ちゃまのくまは半分も食べられなかった\(_ _;) |
深いラガネッロ渓谷に架かる悪魔の橋 宿のすぐ裏なんだけど行くのがすごく大変(^_^ゞ マンマStefaniaさんの教室 香草は近くで採ってきたものを使う また複数人で回しながら大きな輪を作るアルバニア由来のパスタが印象的だった 辛いパスタをこの子は全部食べた\(_ _;) 世話になったので雛あられをあげたよ 最後は泊まったB&Bのお婆ちゃんとお孫さん♪ |
5月18日(木) 快晴 さてさて再び放浪の旅に出発〜♪が、問題勃発! 宿代をカードで払おうとしたらお婆ちゃんがいない。で娘さんが色々機械をいじってて壊しちゃい、あちこち電話を掛けまくり、他のB&Bで支払いさせようと1時間も連れまわされ...結局どうしてもダメでタダでいいよってなっちゃったよ〜ん♪(不可抗力だからね!) 以前はこの村にもATMがあったそうだけど、どんどん不便になっていくのは悲しいね。 Civitaを出て進路は北側から地中海に抜けるコースを選びます。理由は大きな街がなくて道が整備されていないため地域色が色濃く残っているかなと。 で行ってみると道は細いわアップダウンの角度はきついわ橋は幅2mしかないわでかなり大変(^_^ゞ そしてそんな山の中にPapasideroは突然現れました。 村の中はほとんど車は入れず、どうやって生活しているのかわからない。でもインフォメーションの案内を見て時間があったら泊まってゆっくり散策したかったですね。兎に角水が豊かで村の入口に湧き水もありました。 さて、好調に進むことができたのでこの日はイタリアで最も美しい村(7村目)の一つ、Aietaへ向かうことに。 Aietaはラブリア州で一番南のイタリアで最も美しい村で地中海沿いなんだけど海は見えない。 この村は旧石器時代からの歴史があるそうだけど、兎に角雰囲気が明るい(^^ 早速村の入口にある駐車場に車を停めて村の中を散策します。 村へは城壁の入口をくぐり小さな広場へ抜けます。そこにはインフォメーションもあったのですがなぜか閉まってた\(_ _;) で周りを見渡したらB&Bの看板が!それで歩いて細い路地の先に行って見ると、黄色のオート三輪のあるお宿がありました。おまけに食事付き(^^v思わず宿泊交渉してしまいました〜♪ 問題は荷物をどうやって宿まで持って来るかと言う事ですが、宿の親父さんがオート三輪に乗せてくれて(荷台に2人分のシートがあった)荷物問題は解決! しかしこの狭い路地をどうやって?と思ったけど、左右5〜10cmぐらいの隙間しかないのにガンガン飛ばしていく。怖い、ほとんでインディージョーンズの世界です! さっき歩いていて建物に真横の傷が沢山あったのですが...そうか、この親父が犯人だったのね(^_^ゞ 荷物を宿に置いて早速村を散策してみる。広場に少し大きめの教会があるだけで、あとは所々に小さな教会が沢山ある。そしして路地の中の階段を登っていくと、そこには半分崩れた古い城砦がありました。 |
Civitaを出発して山の中にはこんな狭い橋(幅2m)を渡る 怖い(^_^ゞ 山の中に突然現れたPapasidero 時間が遅かったら泊まっていたかも イタリアで最も美しい村の一つAieta この看板を見た瞬間に泊まろうと決めました(^^;;; 村の一番高い所にある城砦と所々にある小さな教会 |
オート三輪は街の入口の駐車場と一番奥のB&Bの間を、結構なスピードで駆けめぐる。両サイド5〜10cmぐらい? 村のあちこちにあった石のお金? 夕食はここの伝統パスタ(長いマカロニ?)と炭火焼き風ステーキ〜♪ 朝宿の親父さんが送ってくれるのを待っていたら黒い犬が遊んでくれた。そして村には沢山の、何でも売っている移動販売車が来てにぎわっていた |
Tirreno海から上って行くFiumefreddo Bruzio 入口のキリスト像が印象的 海抜220m この城砦を壊したのはナポレオン軍だ コンパクトな村だけど、意外と奥まで車が入れる 海のすぐ近くのHotel Pino★★★ 夏に向けて簡易遊園地ができていた そして初めてジェラート〜♪ |
5月19日(金) 晴れ 朝村を出ると、昨日はなかった沢山の移動販売車が片側一車線をつぶして店を出していました。食料品から生活雑貨まで何でもそろうようで沢山の人でにぎわい、その列は数百メートルにも及んでいました。 さて今回の旅は短く、明日の昼には飛行機に乗らなければなりません。なので空港近くに宿は取ってあるので、問題はどこを回っていくか...なのですが、やっぱりここまで来たら『イタリアで最も美しい村』シリーズだよね。 Aietaから空港方面に行くにはひたすら海沿いを南下ですが、その途中にはFiumefreddo Bruzio村があります(8村目)。なので早速行ってみましょう! 海沿いに1時間ほど走り、そこから一気に220m急な坂道を登ると岩山の上にキリスト像が見えて来る。気分は南米ブラジルのような感じ(^_^ゞ 登っていくと山頂部の旧市街と山を切り開いて作った新市街に分かれ、旧市街の山の天辺にはナポレオン軍が破壊した城砦と小学校がありました。 人数が増えているからかもしれない、小学校は活気があって、生の歴史を学んでいるのかな。コンパクトな旧市街は奥まで車が入れるのはありがたかったです。旧市街にはB&Bもあったので、こんなところでのんびり一日過ごすのもいいかもしれませんねd(^_・) 明日帰らなければならない身でしたので、この日は空港に近いMarina di GizzeriaにあるPino Hotelを予約していました。シーズン外れ?だからか、何と三ツ星ホテルにかかわらず25€と「格安〜♪部屋も広くてオススメですよ(^^ 最後ですし、ちょっと観光〜♪ まずは海沿いを散策し、初めてジェラートを食べ、それに地元住民が集まるのピッテェリアで初の魚料理を食べる。あぁ幸せだ(^^ お店は英語のわからないお婆ちゃん一人でやっているのを十代のトッぽい孫が通訳を兼ねて手伝っているのが印象的で、塩を頼んだらお婆ちゃんが業務用の缶ごと持ってきて孫と笑ってしまいました(^_^ゞこの素朴さがいいんだよね。 地元の小さな商店でお土産も買って、今回の最後の晩餐はホテルのシーフードコースを食べたよ。三代目が遊んでくれて、本当に楽しい夜が過ぎました。 |
ホテルのすぐ近く、ピッツェリア Giulia やっと魚料理が食べられた〜♪お婆ちゃん?お姉さんありがとう\(^o^)/ 最後の晩餐はホテルのシーフードコース〜♪ パスタは鮭、メインはカジキマグロのステーキ、そしてデザートは生の果物って...ぉぃぉぃ(^_^ゞ |
5月20日(土) 晴れ さぁ、最後はガソリンを入れて空港に向かうだけです。宿から空港までは車で30分ぐらい。だけど何があるかわからないから少し早めに出ましょうね。 でもこの時失敗しちゃった。何と冷やしてもらっていた保冷財と保冷バックを宿に忘れてきちゃった\(_ _;)結局あきらめる羽目になっちゃった。。 無事空港に着いてまずレンタカー返却。しかしそのとき事件が!!何とホイルにキズがついてた(T_T) まぁ保険に入っていたのでほとんどお金取られることはないけど、これはショックだった〜。何はともあれ予定通りの飛行機で無事日本への帰国の途につきました。 そして帰りのローマ空港でラーメン屋発見!食べてみたい気もあったけど、値段を見て怖気づいて、結局食べられませんでした。・°°・(>o<)・°°・。 5月21日(日) 快晴 何はともあれ、今回の旅は成田経由で無事帰ることができました〜♪ご苦労様でした(^_^)/〜 |
Hotel Pinoの二代目と三代目と今回最後の朝食...やっぱり甘い (;^o^A ローマ空港で見つけたラーメン屋 一杯1500〜2000円 w(°o°)w |
<<あとがき>> 何度も書くけど今回の旅は短すぎ。こういう旅なら最低でも二週間、できれば一ヶ月は欲しいよね。 あてもなく走り、気に入った所に泊まって、地元の人と交わり呑んで、その人たちにオススメの場所を聞いてまた出かける。そんな旅が理想だと思います。 |
今回は「イタリアで最も美しい村」を中心に巡りました。カラブリア州では指定されている11村中9村を巡ったけど、のんびり1村ずつ泊まって、写真を撮りながらじっくり見たかった。でもそれは次の旅に取っておきましょう。 沢山の出会いがありました。カラブリアの陽気で明るく親切、そして意外なほどにまじめな人々に乾杯です!! |
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