くま's倶楽部 車椅子でも行ける旅 Act.6 (2004.10.9作成 2006.9.8修正)

エストニア ラトヴィア リトアニア バルト三国 世界遺産の旅

2004年9月17日(金)〜26日(日)

1.日本からESTONIA  2.LATVIA  3.そしてLITHUANIA  4.旅の情報

L A T V I A

  午後からパルヌを出発して途中国境を越え、一路ラトヴィアに向かいます。
  バスで約2時間半、また赤松の森を縫って走ります。途中海岸線を走っているにもかかわらず、やはり道の両側には森しか見えません。
  そして、また突然森が切れると、そこには思いも寄らない大都市が現れました。
  ラトヴィアの首都「リーガ」。人口80万人のバルト三国の首都と言われている所です。
  エストニアと違って、街にはアールヌーボー様式の建物が多く、華やいだ雰囲気に包まれています。そして、最初のお出迎えは、この→渋滞でした。(^_^ゞ  ラトヴィアは北海道の8割程度の大きさで、その人口のほとんどがリーガに集中しているそうです。

  世界遺産のリーガ旧市街の石畳は、三国中一番ひどく車椅子には辛いものです。
  歩道もあるのですが、狭く途切れている所もあります。前輪の小さな車椅子で歩く場合は、ウィリー走行が必須ですので覚悟してください。
  また、旧市街への車の乗り入れは厳しく制限され、一般車は1時間5ラッツ(日本円で1,000円程度)を徴収されます。それでも入ってくる奴らがいるんだから、お金持ちが多いんですね(^^メ)

  さて、この日の夕食はラトヴィア料理を食べさせてくれるMelnie Mukiです。
 メニューは、「Tomato soup/Chikin rollatine with spinach and cheese/Brownies」だそうです。。。わか ります??

  ようは、トマトスープに鳥のコロッケ、デザートはブラウニーと言うんだそうです。わかんね〜(^_^ゞ
  ところで、ここまでの紹介で必ずビールが写っているのがわかるでしょうか。実はバルト三国、どこに行っても街のビールがあって、

それが結構おいしいんです。スーパーには2Lのペットボトルビールなんてのも売っています。結構安いよ。(^^
  そんなこんなで、この日も暮れていくのであった。。 

<<9月21日(火)>>
  この日は一日リーガの自由散策の予定なんですが、あいにくの雨で二手に分かれて散策しました。→は、リーガ駅前の巨大市場ドーム。何でも売っていて、パワフルのおばちゃんたちの声が響いています。
  晴れ間をぬって旧市街にも行きました。ブレーメンの音楽隊の像はかわいいですね(^^ べたべた

  聖ヨハネ教会のパイプオルガンコンサートも行ったよ。本当は中を見せてもらうだけのつもりが、えらい宣教師様が来ていたようで、成り行き上ミサに出席するしかなかったのですが(^_^ゞでも、少しの献金で数十分のミサは、とても清々しい気持ちになれました。ちなみに、私達観光客に気を使ってか、英語と現地語の二ヶ国語で話してくれました。

  →これが泊まったメトロポールホテルです。玄関に4段、エレベータールームに2段の階段がありますが、車椅子はホテルマンが手助けしてくれますので安心して下さい。その辺は流石四つ星ホテルだけありますよ。車椅子で出かけると、いつ帰ってきてもいいように、中から見ています。   ホテル前で駐車違反の車発見!ピンクの車止めが目立ちます。警察を呼んで、その場で罰金を払うと外してくれます。 ちなみに車は日本製〜♪

<<9月22日(水)>>

  この日はバスで移動しながらスィグルダ観光です。
  ←はトゥライダ城、13世紀に十字軍騎士団が破壊し、その後リーガの僧侶が再建したものだそうです。資料館の方が、当時の衣装で迎えてくれます。

  ここの入場料は一人1.5ラッツ 300円(障がい者無料)も払っているのに、何と写真を撮るのに0.5ラッツ払えと言うんです、セコッ凸(▼▼メ) → ま、隠れて撮ってきましたが(^_^ゞ
  展示物を見て驚いたのが、当時既に床暖房のシステムがあったのです。おまけに集中暖房形式。すばらしい!!現代の技術は、歴史に裏打ちされているんですね。
  ラトヴィア版養老の滝「グートゥーマニャ洞窟」泉を飲むと若返るそうです。
  ここで、笛を吹いている爺さんがいたのですが、何と猫が、主人にお金を入れてくれと←営業に来るんですよ(^_^ゞ
  こちらはスィグルダ城址。子供達が遠足に来ていました。
  しかし、よほど日本人が珍しいのでしょう、すごい形相でジロジロ見るんです。やめてくれ〜(^_^ゞ
  この日の昼食は、何とスィグルダ市庁舎↓のレストラン(^^ 入り口に階段があるので車椅子使用者用に呼び出しボタンがありました。流石市庁舎!
  しかぁし!押しても誰も出てきません。仕方が無いので中に行って助けを求めて来ました。
  メニューは↓です。他に客はいませんでした。もしかして、人気無いのかなぁ(^_^ゞ
  ちなみに、この建物はそれ風に建てただけだそうです。

スィグルダ市庁舎ランチのメニューばClear soup with meat rolls/Pork chops/Fruit cocktail"
  午後からは、「北欧のベルサイユ」と称されるルンダーレ宮殿の見学です。
  入場料は、やはり1.5ラッツ300円で障がい者は無料。写真撮影は1ラッツだそうです。
  城の入り口は写真の裏側の庭園から二階に設けられています。スロープやリフトはありません。お金が無くて、二年後に設置予定だそうです。
  私達は、近くにいたお兄ちゃんにお願いして二階まで上げてもらいました。
  そしたらね、展示スペースは三階だって言うのよ。おいおい(^_^ゞ車椅子使用者は覚悟して行って下さい。でも、行くだけの価値はあります。はっきり言ってすごいです。中の写真は撮れませんでしたので、HPを参考にしてくださいね。
  この日のお宿は宮殿ホテル。
  庭園に、裏には湖まである綺麗なホテルです。↑
  部屋によって、いろいろなタイプがあって歴史博物館さながらです。ただ、食堂は8時で閉まってしまいますので、遅くなる
時は連絡しておかないと食いそびれちゃいますよ。
  この日のメニューは「Roast Mezotne salad/
pike-perch fillet with tomatoes,cheese /Fruit choice
」です。
  ここで一悶着ありました。部屋が三階だったので、夕食時間に車椅子を下ろすのを手伝ってくれるはずだったのですが、ホテル側が何の相談も無く一人だけ部屋で食事をさせると言い出したのです。
  冗談ぢゃ無い!そんな寂しい事ができますか!!
頭にきたので、彼女を負ぶって一階まで下ろし、5人で食堂に行ったのです。ホテル側は何か言いたそうだったけど、これでいいと思いました。
  →レセプションに行ったら小さな支配人が番をしていました。(^_^ゞ

私の泊まった303号室

おまけ ラトヴィアで見つけた花と、ルンダーレで見つけた「栗」です。

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