くま's倶楽部 スキーもできる旅 Act.23 (2017.3.12作成開始 2017.5.5完成! 2017.6.3修正)

スキーヤー スノーボーダーから元気を! 第6弾
〜福島から元気を送ります〜
1stステージ AUSTRIA SkiWelt

(オーストリア スキーウェルト)
284Km Pisten 620m〜1957m
2017年1月20日(金)〜28日(土)

日本では全く知られていないこのエリア
実は歴史も古く、とてつもなく広く変化に富んだエリアでした
HOHE SALVE 1829mにて
HOHE SALVA 1829m 通称『たぬき山』山頂にて

         

<<旅の詳細>>
 ・と  き:2017年1月20日(金)〜28日(土)
 ・スキーエリア:
SkiWelt
          Kitzbuhel
          Kitzbuheler Alpen
          ALL Star Card
 ・使用航空会社:スイス航空
           ルフトハンザ・ドイツ航空

 ・観光:ミュンヘン自由観光
 ・滞在する街:Westendorf
 ・ミュンヘンのホテル:Meier City München ★★★
 ・Westendofホテル:
       Hotel & Restaurant Alpenhof ★★★

          
Facebook New Logo (2015).svg  ホテルマップはこちら
 ・参加人数:4人
 ・参加費用:125,000円

<<スケジュール>>
 1月20日(金): 9:05 成田集合
       成田11:05=(LX161)=15:50チューリッヒ
       17:10=(LX3622)=18:05ミュンヘン
                         ミュンヘンの泊
 1月21日(土):ミュンヘン自由観光
       15:30 専用車でWestendorfへ
                       ウェステンドルフ泊
 1月22日(日)〜27日(金):
       6日間自由滑走 or 自由観光
                       ウェステンドルフ泊
 1月28日(土): 8:30専用車でインスブルックへ
       インスブルックで2nd組と合流、自由観光


SkiWelt 5.5Mbyt(JPEG) 280KmPisten

Kitzbuhel 5.23Mbyt(PDF) 179Km Pisten
福島のお土産
宿へのお土産は郡山「柏や」の薄皮饅頭と福島の桃のぱい

久しぶりに乗ったスイス航空...あまり機内食がいいとは言えない
チューリッヒ空港の連絡地下鉄チューリッヒ空港の連絡地下鉄
増設に次ぐ増設で複雑怪奇なチューリッヒ空港 ターミナル間移動は地下鉄

着いたミュンヘンの旧市街は、このカールス門から始まる

金曜の夜だからかな、人出がすごい旧市街 新市庁舎の夜のライトアップは美しい

ドイツの夜は、やっぱりソーセージとバイツェンビール(白ビール)です!
−ブロローグ−

 起床は3時、曇り。まだ本格的な冬が来ていないのか、道路に雪もなくさほど寒くはない。
 しばらく留守にするので悪くなる食べ物をカバンに詰め込み、もう一人の参加者の待ついわき市泉町へ向かいます。穴蔵に居候中の野良猫は、何かを感じたのか前の日の夜から帰ってこない。さて、出かけましょう! 

 途中常磐道の友部SAで、お宿に福島のお土産を買います。あえて福島の名前が入っているお菓子を持って行くのですが、意外とこのお土産作戦が効くんだな。
 高速は昨年、圏央道『稲敷』から東関東道まで延伸されたため、福島方面から成田空港まで1時間短縮できるようになったのは大きいですね。

 しかし昨年オーストリア航空が日本から撤退した影響は大きく、今回メンバーが購入していた帰路の便が突然なくなるというハプニングが発生!急遽オーストリア⇒ルフトハンザ⇒スイスと乗り継いでの帰国となりました。中々出来ない体験させてもらってます(^_^ゞ

 1月20日(金) 「始まりはいつも雨」

 どこからの歌ではないけど、他のメンバーと集合して出発を待っているうちに雨に変わった成田を出発。一路スイス・チューリッヒに向かいます。
 久しぶりに乗ったスイス航空の機内食はそこそこ、サービスもイマイチかな。でも日本人には人気があるんだよね。

 驚いたのはチューリッヒでの入国審査。以前は日本人と言うだけでロクな審査もせずに入国できて、入国スタンプさえも押してくれなかったのに、今は結構厳しくて何処で何をするのか聞かれました。多少の言葉が必要になります。これも日本が戦争法案を作り、平和憲法を捨てようとしている、そんな事が関係していると思うと悲しくて仕方がありません(ノ_<。)うっうっうっ

 久々に訪れたスイス チューリッヒ空港はいつの間にか巨大化していて、何と乗り継ぎのためのターミナル移動は地下鉄に乗って...です。これは世界的流れなのでしょうか。
 乗継ぎ便は時間通りチューリッヒを出発。しかしミュンヘンでは安航空券を買ったためかターミナルからはるか遠い場所に停止?!おかげで人間はともかく荷物が出てくるまでかなり時間がかかってしまいました。迎えのタクシーの運ちゃん、ごめんね (;^o^A

 ホテルに到着したのは夜の8時近く。飲み足りない男二人は早速ドイツビールを飲みに旧市街へ出発!
 まずホテルで教えてもらったオススメの古いビアホールに行ったのですが、これが家族連れを含め外に行列ができるほどいっぱい。。仕方が無いので途中で見つけた地下のホールSchnitzelwirtで、最初のビールとソーセージにありつき、最初の夜はふけていったのでした。
 1月21日(土) 快晴

 ホテルは旧市街とミュンヘン中欧駅との中間ぐらいで、旧市街までは歩いて10分ぐらい。街中はよく地下街が整備されていて、寒いミュンヘンを快適に歩くことが出来ます。
 早速ホテルに荷物を預けて観光に出かけましょう!

 ミュンヘンオリンピックは1972年。旧市街は意外とコンパクトで、一日あればゆっくり見て周れる感じ。
 旧市街の中心はマリエン広場前にあるネオゴシック様式の新市庁舎(インフォメーションもここ)で、そこのカリヨンが毎日11時と正午に仕掛け時計を上演します。なので11時になるとマリエン広場は観光客で一杯になって上演が終わると潮が引くように居なくなる。なんだか面白い(^^

 上演が終わったらお昼にも早いし市場へ行ってみましょ。
 場所は少しわかりづらいけど広場からは歩いてすぐ。行ってみると寒いせいか簡易な建物にビニールの幕を張って寒気が入ってこないように工夫している。でも入りづらいし入れる人数も限られてしまう。
 シーフードを含め品揃えは悪くない。驚いたのは花屋さん。何と外で雪まみれになっていて、それでいて生きているんだな。ドイツの花はたくましい!!

 さてお腹も減ったし昨日一杯で入れなかったビアホールに行ってみましょう!
 行ってみると中はすごく広くて、無骨な木の長椅子が並んでいる造り。お店の女性はみんな民族衣装を着ていて、この辺は観光客の心を憂さぶる...かな?
 店は昼間っから結構繁盛していて呑んでいても目立たないけど兎に角メニューがわからない!なので担当のおばさんのオススメ二品をシェアさせていただきました(^^



    老舗ビアホール Zum Augustiner コスパもいいよ♪

 食後は教会などを見学しながら、ホテルとは反対側の駅を見に行ってたのですが、驚いたのはスキー板そのままでスキー靴を履いたまま下りてくる人がいる?!
 北海道の地方都市では見たことあるけど、ドイツもそんな感じなのね(^_^ゞ

 15:30に予約したタクシーは時間より早くホテルへ到着。少し余裕をもって一週間滞在するWestendorfへ向かいます。途中そこらじゅうの畑や牧場をクロスカントリースキーで楽しんでいる人が沢山居て、カッターを入れたコースまである。改めてクロカン人気を思わせます。

オリンピックから45年、地下街にはこんな寿司屋が出来ました(^_^ゞ

新市庁舎は「すごく荘厳 でも日中は仕掛け時計が上演されます

ミュンヘンで一番古いビクィクトアーリエン市場 寒いので半建物付き? 結構高い

外は街中でも寒い!のに花が生きている??

さすが本場、1Lのビールがある~♪つまみ(昼食)は郷土料理と、

ソーセージは外せないよね~(^^ ドイツの電車はなんだか近代的で格好いい


初日だけ?伝統的オーストリア料理だったような気がする(^_^ゞ 1月21日のメニューはこちら ホテルの食事はおいしいです。当たり!..

静かで食事もおいしいホテルだけど、エレベーターがないのが玉に瑕

朝のうちは暗いけど人が結構出ています

ヨーロッパのソリ人気は衰えません それとオシャレなゴンドラ乗り場のトイレ看板♪

初日ですから足鳴らしだけねd(^_・)

ため池は降雪機用とクロカンのコースにも使われていた
これでもスキーバス〜♪
ソリ用の長〜いコースを滑り降りると Schrandlhofレストハウスがあった
ここからはこんなかわいいスキーバスでコースに戻れます
1月22日(日) 快晴

 朝起きるとWestendorfは快晴、結構冷え込んでいる。

 初日はゆっくり朝食を取り、まずは一週間お世話になる街を見て歩きまます。
 ホテルのママさんに言って街の地図をくれ〜と言ったのですが、ここは小さな街だからないと。
 そこでバス停とバスの時間を確認しながら、インフォメーションに行くと街の地図をがあ〜るではないですか(^_^ゞ
 早速スーパーを教えてもらったのですが、とりあえず行ってみたけど日曜なので休み\(_ _;) 仕方がないのでガソリンスタンドで水だけ買ったとさ(^。^)y-。oO

 次に二ヶ所あるリフトとゴンドラの乗り場を確認。ホテルから街中にあるリフトなら200mぐらい、ゴンドラなら250m弱といったところで、どちらに行っても同じような距離です。
 ただ帰りは道路一本分だけ板を外せばホテルの裏まで滑って来れそう〜♪
 とりあえずゴンドラの方がチケット売り場が空いていたので6日券を購入して足慣らしに滑りに行ってみましょう!

 まず初日だからね、軽く自分たちのエリアだけ滑りましょう。
 地図の右側の小さなエリア。しかし滑ってみるとわかるんだけどこれが滅茶苦茶広いのよ(^_^ゞ
 まずはゴンドラでTalkaser 1770mエリアまで上りFleiding 1892mエリアに滑り込みます。が、これがどうみても推定10Kmを軽く超えてるし角度も結構あるぞ。なんだか足慣らしではないような気がしてみた(^^;;;

 次にGampenkogel 1957m(ここがSkiWeltの最高峰)からキッツビューヘル方面に滑り降りるんだけど、ここも長い!それに全部赤(中級)コースになっているけどウソだ〜、かなりきつい\(_ _;) そんなコースを10Kmぐらい滑ってやっと下に着きました!
 ここに来たのはここからキッツビューエル行きのバスが出ているので、それを調べに。そのバスは10分おきに出ているようで、片道4分ほど。バス停も確認したので今日はこれでOKついでに疲れたのでここで休憩でも〜と思ったのですがレストハウスもない(T_T)なのでもう一回上って、今度は地図の一番右側、Schrandlfofへ行ってみました♪
 行ってみると、これが林道を利用したソリのコースになっていて、子供も大人も木製のソリを楽しんでいる。その中をスキーで抜けていく感じ。しかしここもすごく長い(^_^ゞ
 すると疲れ果てたところにレストハウスが見えてきた。そのまま誘われるように休憩に入りました。


ホテルスタッフにお願いされて写真大会...はいいんだけど、『日本からダライラマが来た』ってFBに載せられちゃった\(_ _;) 1月22日のメニューはこちら
 1月23日(月) 快晴

 さぁ、旅をするようにスキーをしよう。
 この日からはSkiWeltのメインエリアの街々を滑りに行くから忙しいよ〜♪

 メインエリアと私たちが滞在しているエリアはゴンドラで連結されているとはいえ、実際に滑って移動すると1時間以上の時間がかかってしまいます。
 そこでバスでBrixenまで行って直接メインエリアに入ろうという作戦にしたのですが...何と昨日チェックしておいたバス停が違うのを発覚?!すぐにインフォメーションに行ってバス停とバスの時刻表をもらって〜とドタバタ(^^;;
 結局ゴンドラに乗れたのが10時過ぎですから、滑って行ってもあんまり変わらなかったね\(_ _;)

 とりあえず気を取り直して滑りましょう!まずは天気もいいし狸山(Hohe Salva)1829mに上ります。
 ここはメインエリアの最高峰で富士山のような単針峰、SkiWeltのシンボル的な場所。ここには集合写真を撮りに来たのですが、山頂にはなぜか巨大な( ̄(││) ̄)の頭が w(°o°)w おおっ!!
 どうもこれから行くSöllと言う街は魔女の里らしく、その関係らしいのですが...とりあえず( ̄(││) ̄)に乗って記念写真↑を撮りました〜♪

 次はエリアの街々を時計回りに行ってみましょう!
 しかしその前に、Hohe Salvaから滑り降りなくてはいけないのですが...それが急なのよ(^_^ゞ よくここにピステンがかけられるなって思うぐらい急で、おまけに雪が硬い。初級者は来ないほうが懸命かもしれませんね。

 最初に滑り降りた街はHopfgarten620m。ここは街中にゴンドラ乗り場があるため、教会に向かって滑り降りるような感じとコースが広くて気持ちがいい\(^o^)/ 街が近いのでここでビール休憩入れました〜♪
 次はItter704m、ここは街から離れているのか特徴がないなぁ(^_^ゞ ただコースは広めで滑り応えはあります。見えなかったけど近くには古城や教会もあったみたい。
 最後はSöll 703m、ここは北向きなのかな、結構雪質がいい。ただコースは他から比べれば少し狭いかも。またここにもソリ兼用のコースがあって、こちらは沢沿いに自然を満喫しながら滑れます。ちょっとオススメかも〜♪
 でもここでアクシデント発生!一緒に滑っていたY氏に接触事故があって腕が「ぶんず色?」に腫れ、この後くまさんが板を持って歩くことに。相手とは握手して別れたよですが、広くて人が少なくても注意はしましょうね (;^o^A
 ちなみにSöll魔女の里?らしく、リフトやゴンドラ駅まで魔女がモチーフになっていました(^_^ゞ
ゴンドラ駅にも魔女のモチーフ
 この日はここまで!また明日続きを滑りましょう。
 こんな感じでガンガン行かなければならなかったのでお昼はお預け。でも流石にお腹が空いちゃって、帰り際でっかいソーセージとポテトをつまみに休憩を入れました!

SkiWeltのメインエリアは人がいっぱい

古い街に隣接する Hopfgarten

街らしい街に隣接していない ITTER

北向きなのかな?雪質のいい Söll ここは魔女の里らしい
通称「狸山」 結構急だぞ(^_^ゞ
SkiWeltのシンボル Hohe Salva 1829m

お昼ではなくおやつに食べたソーセージと Brixen im Thale の街


おもいっきりイタリア色が濃くなってきた 次週はイタリアなのにね\(_ _;) 1月23日のメニューはこちら

SkiWeltの山頂部はテーブルマウンテンになっていて初心者や初級者でいっぱいだ

今日も快晴 狸山の朝焼けは綺麗だ

山の上に緩斜面の多いSkiWelt スクールに入る子供たちでいっぱいだ

耳仲間に出会った\(^o^)/ ドロミテに似たWilder Kaiser 2344m

スキーエリアの終わりを知らせるくま?と Astberg1267mにあるBlattlalmでのランチ♪

ゴンドラ内に板を挿せる、頭いい(^^ Westendorfはゴンドラ同士がクロスする

手前がメインエリア、奥がWestendofへのゴンドラ乗り場 国道は橋で行き来する
1月24日(火) 快晴

  朝、部屋の窓から狸山が綺麗に朝焼けに燃えていた。今日も一日晴れる予感だ。

 この日はメインエリアの残り半分を滑りに行く予定。バスで行くのはあまり有効ではないのがわかったので、作戦を変えてChoralpe 1820mからメインエリアへは滑らないでゴンドラで国道を渡ります。と言ってもChoralpeに来るまで軽く10Km以上は滑らなくてはいけないんですけどね。

 で、そのChoralpeで偶然ヘルメットに耳と尻尾を着けた一団と遭遇!!早速仲良くなって写真を撮ったよ〜♪
 10時過ぎにはメインエリアに到着。ここは山頂部がテーブルマウンテンのように広くなだらかな斜面が広がってます。
 なのでスキースクールもあちこちで練習中。その子達と接触しないように注意しなくちゃね。

 ちなみにこの日は↓のようなヨーロッパ特有の冬の低い雲が出ていました。冬になると7〜800mのところに雲が発生し日照不足になります。そこで貴族たちは雲の上1000mより高い地に太陽を求めて山岳リゾートが花開くのです。
 少しは雪が降るかな?とちょっと淡い期待です。

 まずはコースマップの左上Ellmau 820m向かいます。
 ここは夏の間は牧場なのか、かなり広い森林のないエリアがあり、木彫りの熊がコース外との境を知らせてくれます。そしてコース自体も広く人とぶつかるなんてないし、ここも一本が長い(^^
 しかしゴンドラ乗り場が街と離れているのか見えないのは残念だったなぁ。HPで見る限り教会のある街なのにね。

 時間もないのでドンドン行きます!
 次はステイしている街から一番遠いGoing 798mに行ってお昼〜...と思って行ったのに、何とレストランが一軒も開いてない\(_ _;) どうも夜だけの営業のようです。
 仕方がないのでGoingの山頂のAstberg 1267mでお昼にしました!しかしここも街らしい街が見えない(T_T)

 さて駆け足だけど、そろそろ帰らないとやばい(^_^ゞ 急いでEllmauに戻り帰途に着きます。
 実は昨シーズンまでEllmauの上りは階段状のケーブルカーだったのですが、今シーズンからは最新式のゴンドラ(板持込式で床に挿せる)に変わっていました。空前のスキーブームに乗って施設はどんどん新しくなっていく。ちなみにゴンドラ乗り場まではエスカレーターで楽チン(^^

 しかしこのテーブルマウンテンのようなSkiWeltは、山頂部が複雑に入り組んでいてわかりづらく迷子になっちゃう。ちょっと余計に滑って、Scheffau 752mも滑って、体力を使い果たし体はボロボロ\(_ _;) なのでメインエリアとWestendofエリアの下りはゴンドラで下りましょう!

 がしかぁし!国道を渡って上りのゴンドラに乗り、ChoralpeからAlkaser 1770mまでもどった時には既には下りのゴンドラの最終時間4時15分ちょうど。でも間に合った!と思った瞬間にアクシデント発生!一緒に滑っていたY氏がトイレに行きたいと?! でも我慢できると言うので間に合いました。あぶねー(^_^ゞ
 こうしてとりあえず全アリアは制覇!はできてないけど行きましたとさ-y(^。^)。o0○


この日はお魚中心のメニュー 日本人にはありがたいね♪ ホテルの裏からもお客が来れるようになっている 1月24日のメニューはこちら

SkiWelt Westendofエリアから道をはさんでKitzbuhelエリアの一部が見える
 1月25日(水) 快晴

 この日は待望の、SkiWelt・Westendofエリアの最深部Penglsteinからシャトルバスに乗って、あのWCで有名(三大クラシックレース「ハーネンカム」が開かれる)なキッツビューエルに滑りに行きま!
 ホテル出発は9時前、そしてゴンドラとリフト2本を乗り継いで初日に調べたバス停へ。ちなみにここまでで滑走距離20Km近く、結構疲れる(^_^ゞ
 シャトルバスは10分間隔で片道4分、10時過ぎにはキッツビューエル東口?Skirastに到着しました。

 滑り始めてみるとわかるけど、ここもSkiWelt同様テーブルマウンテンのように最上部に初心者初級者が滑る緩斜面があって、裾野が中上級者エリアといった感じ。なので広いエリアを結ぶために上部が激しく入り組み、こちらも迷子になりそう\(_ _;)
 しかしキッツビューエルは有名で人気のスキーエリア。設備のほとんどが最新式でレストハウスもお洒落。そして何よりコースが広くてピステンがよく雪質がいい!
 これは『いい雪が降る』と言うことではなく、最新式の降雪機で滑る場所にはガンガン雪を作るからで、かなり日本の雪質に近いものがある。滑りやすい ξ^o^ξ
 とりあえずハーネンカムに近づくように滑りましょう!

 しかしここも広い!標高差が1100mほどしかないキッツビューエルは一本一本の距離は10Km程度、最長でも16番コースの15Km程度です。ただ横に広くて古い街に何ヶ所も接続していて、街に滑り込む感覚はなんとも言えない。
 コースも結構広いのであまり荒れているい感じもなく、一部を除けばだいぶ滑りやすい。間違いなく同じ赤コースでもSkiWeltよりもゆるかったりします。ご高齢の方とかならこちらの方がいいかもしれませんね(^^

 ハーネンカムはキッツビューエルの南側、街へ滑り込む21番コースがそれです。でも疲れも溜まってるしね。この日はその周辺のコースを滑りましょう!

 選択したのは20番のコース。かなり疲れも出ているので怪我もしたくないしね(^_^ゞ しかしこの選択が良かったのか悪かったのか...このコースって林道を利用した狭くてすごく長いコースで、街に着いたときに疲れ果てちゃいました。。

 なので帰りはバスで帰りましょう。
 キッツビューエルのゴンドラ乗り場は、バス停と鉄道駅と一箇所に固まっています。これって街の歴史と一緒にスキー場の歴史も古いってことだよね。すごい事だよなぁ(^^
 幸いにもさほど待つ必要もなく、あちこちの小さな村々をめぐりながらの約40分のバスの旅は、疲れた筋肉と心を癒してくれるには十分でした!

   降雪機に使う水を確保するための溜め池があちこちにある
ホテル裏からスキー場を望むSkiWeltからはバスで4分!
少し早めにホテルを出てキッツビューエルへ滑り込む
子供も含め、全員ヘルメットです!
ヨーロッパではみんなヘルメットを被っています!

流石に人気のスキーエリア 設備は最新式だ お昼はオーストリアの牛カツレツ!

ずっと晴れているので雪は少ないけど滑る所には十分ある

ハーネンカムのゴールエリア まるで街に飛び込むように作られている


思いっきりイタリアンなメニューです(^^;; それと、スーパーでは日本原産の柿が売っていました! 1月25日のメニューはこちら

今日も快晴 狸山の

かなり急な斜面を降りると、線路の下をくぐるコース

線路下からはベルトコンベアで地上へ出て、最後は水平ロープトゥでゴンドラ乗り場へ

街中の mund.art ピザ屋さんのピザとスーパーマーケット

Hausbergerでやっと見つけた獣耳!
1月26日(木) 快晴

  スキー5日目、ずーっと晴れているからずーっとスキーしているけど、流石に疲れた(^_^ゞ
 なのでこの日は、午前中SkiWeltの滑り残しを滑って、お昼は宿のピザを食べて買い物(お土産ね)を買いに街へ出よう...という計画にしました(^^

 まずは地元WestendorfからBrixenへ下りる11番コース。行ってみると急できつい!何で赤コースなんだ??
 何とか下りると、今度は線路の下をくぐるコース。そしてそこからベルトコンベアに乗って地上に上がり、今度は長〜い水平ロープトゥでゴンドラ乗り場まで。う〜ん、二つのエリアを無理くりくっつけた感がアリアリですが、ゴンドラの乗り継ぎはスムーズなので、それはそれで面白い(^^

 次にメインエリアのZinsberg 1674mからBrixenに下りてくる6⇒1bコース。これも滑ってなかったので行ってみたのですが、こちらは日当たりが良すぎて凍ってて、おまけに土も見えている。だめだぁ(^_^ゞ
 ってことで、今日のスキーはこれでおしまい!

      のんびり馬車の闊歩するWestendorfの街

 さぁお昼にしましょう!宿に帰り、そそくさと着替えて念願の宿のピザを食べに~...って、休みだった\(_ _;)
 仕方がないので街のピザ屋さんmund.srtでお昼にしました!1枚7ユーロ(840円)からとリーズナブル。お上さんに親切にしてもらったので、折鶴のお礼をしてきました。

 スーパーでお土産を買った後、板をチューニングに出しに行ってきました。下が固いのでずれ気味で危なかったので。
 ショップは宿のスタッフに聞いたHausberger、フルチューン(サイド88度、ベベル0.5度)で31ユーロ(3700円)、翌日の朝滑りに行くまでに仕上げてくれます。
 それよりその店で獣耳見つけた\(^o^)/日本でもファンがいるので、とりあえずあるだけ(と言っても6個しかなかった。1個12ユーロ)買い占めてきました〜♪

ピザ釜は石釜で熱源は薪 なのにピザは電動で回転+高さ上下させながら焼く はじめて見た。結局食べられなかったけど。・°°・(>o<)・°°・。

水餃子っぽいラザニアと、最近ヨーロッパで流行っている?クリームコロッケ(^^;;; 1月26日のメニューはこちら
 1月27日(金) 快晴

 スキー最終日、この日も快晴。
 昨日スキーをチューニングに出したのには訳が。それはやっぱりハーネンカムを滑りたいから。なので朝食もそこそこに、昨日板を預けたショップに受け取りに行き、そのまま8:42のバスに乗るためにバス停の乗りました。
 バスはWestendorfを出る段階では空いていたけど途中の街で徐々に満席になり、最後には立ちまで出ている。自分の板は長いので座席に入れられなくて少しゴメンナサイ。
 キッツビューエル行きのバスの終点はハーネンカムのゴンドラ乗り場です。早速行ってみまよう!

 ハーネンカムのゴンドラをを降りると、そこには緩やかな斜面のためにベルトコンベアがあり、子供達が上っていく。そんなのどかな光景のすぐ右側がハーネンカムのスタート地点だ。
 コースNo.21、板を履かずに覗き込む人はいるけど実際に滑る人はごくわずかだ。それものそのはず、申し訳程度に雪がかけてあるけどスタート地点から青氷が見える。チューニングに出してきて正解だ。とりあえず引っかかる。

 コースはスタートしてすぐに右に90度曲がり、一般人ならここでコースアウト続出だろう\(_ _;)
 所々に
『ここは家族では来るな!』と警告看板が出ている。理由もわかる。子供が転んだときに、だれも助けられないんだ。でも奴等はここで戦うんだ。正気の沙汰ではない。
 コースは所々かなり狭くなり、そして全く先は見えない。
 かなり下まで降りてきて、やっとキッツビューエルの街が見えてくる。ここまで来れば勇気一番で突っ込むだけだ。何せゴールは広く、平らなランディングが長く続いているのだから。
 ハーネンカムはコースを熟知して高速で滑れたら楽しそうだ。ただし一般スキーヤーもいるのでそれは難しい。結局「滑りました」という事実だけで終わってしまいました\(_ _;)
 とりあえずさようなら、ハーネンカム!

 街に下りて時計を見ると、偶然10時のバスに間に合う!ならもう一つやりたかったこと、ローカルスキー場に行ってみようう\(^o^)/
 狙ったのは地図の一番右下の小さなKelchsauです。バスで約1時間、Westendorfで降りずに先日行ったHopfgartenまで行ってインフォメーションに駆け込んだらスキーバスがあるから乗れって(^^ 15分で行けるらしい。こうして色々な方々に助けられて、11:30には到着!

 行ってみるとKelchsauは縦長のスキー場で福島の地方スキー場規模はあるけど、兎に角のどか。滑っているのは地元の小学校の授業?ぐらいで、沢山の生徒から声をかけられちゃった。やっぱり獣耳か\(^o^)/
 しか~し!何とリフトは1本のみであとはTバーやJバーという日本人には中々ハードなスキー場で、お昼を食べたら早々に帰ってきちゃいました(^^;; ちなみに往路はスキーバスに乗れたので無料だったけど、帰路は路線バスだったので(運転手は同じだった)3.5ユーロかかりました\(_ _;)
 最後はopfgartenから宿まで滑って帰りました。お腹いっぱ滑りました。SkiWelt、ありがとう。
Kelchsauスキーエリア
   Kelchsauスキーエリア、自分以外は学校の子供ぐらい?

 
中腹のレストランで最後の昼食もソーセージ 今回で一番旨かった
ホテルの部屋から見えた朝焼けWestendorfからキッツに向かうバス停
昔「ポストホテル」は街一番のホテルだった その前からバスが出る
バスは徐々に満員になるゴンドラの降り場前にある「キッツスキースタート」
バスは超満員! ハーネンカムのゴンドラ前がKitzski Start! 初心者コースも続く
ハーネンカムのスタート地点
ハーネンカムのスタート地点 なぜかこの日はOPENしていた

板を履いて来る人はほとんどいない スタートしてすぐ右に90度曲がる

そこかしこに「ここは家族で来るところではない!」と警告が

細い尾根沿いのコース 先は全く見えない
ハーネンカムのゴール地点
ハーネンカムのゴールエリア 最後は街に飛び込んでいく感覚だ


オーストリア最後の晩餐は2012年の赤ワイン 最後まできっちりイタリアンでした! 1月27日のメニューはこちら

今日も快晴 狸山は相変わらず美しい
1月28日(土) 快晴

 楽しい時間はすぐ終わっちゃう。
 部屋から荷物を降ろし、朝食を食べているとタクシーが迎えに来た。これから2nd組が待っているインスブルックへ向かいます。
 相変わらず狸山は朝焼けに燃えて美しいけど、心なしか地肌が見え始めてきたような気がする。
 SkiWelt、バイバイ。Westendofの街、ホテルの皆さん、ありがとう。また会う日まで(^_^)/〜
 −あとがき−

 今回のSkiWeltは日本では全く知られていない穴場的エリアです。でもその大きさは総ピステンが284Kmというというとてつもないエリアなのです。有名ではないけど、決して侮れないですよね。
 このエリアは以前、
 Wilder Kaiser と呼ばれていました。
 古い歴史のある幾つかの街にあった小さなスキーエリアがどんどん広がり、合体して巨大なスキーエリアが誕生しました。
 今度はぜひ、周辺の街に滞在してこのエリアを楽しんでみてはいかがですか。
 ただ本文でも書きましたが、SkiWeltの青コース(初級者コース)と赤コース(中級車コース)の決め方がおかしいと思う(^_^ゞ
 いくら自然の地形を生かして作ってあるとはいえ、初級者コースでもかなり角度がある場所が随時に出て来るし、赤コースにいたってはそれが如実に現れる。まぁ少し覚悟は必要かも〜♪
 ちなみにキッツビューエルはコース設定にそんなに差異はないと思うので、滑りやすいのはこっちかな。でも人は多いですよ(^^;;
 そしてどちらも山頂部に初心者コースが集中しているので、お子さんなどがいる場合は下りはゴンドラで帰るとか考えるといいですね。

 今回の旅で唯一心残りがあります。それは泊まったHotel Alpenhofの「薪の石釜で焼くピザ」を食べられなかったこと!今度行くことがあったらぜひ食べてみたい一品でした(^^

くま's倶楽部スキーもできる旅Act.23
引続き2ndステージ イタリア Alpe di SIUSI はこちら


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